ホクロの除去は、手術またはレーザー照射をおこなっています。
大きさや形、隆起の程度などを判断し、傷跡をなるべく残さない治療方法を選択いたします。
手術的に除去した場合は、ホクロの病理検査をおこない、悪性でないことを確認いたします。
- 01. レーザー治療はどのようなホクロの除去に適していますか?
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大きさが3ミリ以下で、平らなホクロに対してレーザー照射をおこないます。
少しでも悪性が疑われるものは、手術で切除し、病理検査をおこないます。 - 02. レーザー治療をおこないましたが再発しています。完全になくなりますか?
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1ミリ以下の小さなホクロは1回のレーザー照射で除去できますが、それ以上のものは1回では取りきれません。
3か月ほど間をあけて数回照射する必要があります。 - 03. レーザー照射の費用を教えてください。
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ホクロ1個から治療できます。10個までの治療費は3,000円×個数です。
顔に10個以上ホクロがある場合、10個分の料金が上限です。レーザー治療 ホクロ除去[1個〜10個] 初回 13,000〜40,000円 (初診料10,000円+治療費3,000円×ホクロの数) 2回目以降 8,000〜35,000円 (再診料5,000円+治療費3,000円×ホクロの数) ホクロ除去[顔に10か所以上] 初回 40,000円 (初診料10,000円+治療費30,000円) 2回目以降 35,000円 (再診料5,000円+治療費30,000円) - 04. 30歳過ぎてからホクロがどんどん増えています。取った方が良いですか?
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ホクロは2~3歳からあらわれ、30歳ころまで新たに出てきます。しかし、ホクロの多い家系や過去に紫外線をたくさん浴びた方は、30歳を過ぎてからも増え続けることがあります。悪性でないかダーモスコピーで確認した後、手術またはレーザーで治療します。
レーザー照射の場合は、通常、3か月毎に3~4回の照射が必要です。 - 05. ホクロにレーザーを当てるとガンになると聞きましたが本当ですか?
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ホクロにレーザーを当てて、メラノーマ(悪性黒色腫)という皮膚ガンが発生することはありません。しかし、むやみやたらにレーザーを当てるとホクロが大きくなることがあります。ホクロ除去に際しては、ダーモスコピーという装置で検査してから治療方法を選択します。
- 06. ホクロを手術で取る場合の利点を教えてください。
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3ミリ以上の盛り上がったホクロには、手術が適しています。レーザーと違い1回の治療で済むため、何回も通院する必要がありません。
切除した組織は、病理検査をおこなって、悪性の細胞がないかどうかと、取り切れているかどうかを確かめます。切除後に縫合した場合には、2週間後の抜糸が必要です。 - 07. ホクロを手術で取る場合、痛みはありますか?
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局所麻酔の注射をおこないますので、手術中に痛みはありません。
手術は10分程度で終了します。 - 08. 絆創膏を貼る必要はありますか?
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顔の円形のホクロは器具でくり貫いたあと、穴を開けたままにいたします。
雑菌が入らないように2週間程度、5ミリ角の絆創膏を貼っていただきます。
ホクロが大きかったり形が楕円形の場合は、メスで切除し縫合します。傷が開かないように特殊なテープを貼っていただき、2週間後に抜糸します。
一方、レーザーで治療した場合は、絆創膏を貼る必要はなく、当日より化粧ができます。 - 09. 手術の場合、通院回数と費用を教えてください。
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2週間後に来院していただきます。術後の状態をチェックし、病理検査の結果もお話しします。その後、問題がなければ通院の必要はありません。
費用は20,000〜60,000円です。大きさや部位によって料金が異なります。 - 10. 傷は残りませんか?
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手術後、1か月ほどで赤みは目立たなくなり、4~6か月で手術のあとがわからなくなります。万が一、傷が赤く盛り上がってきた場合はケロイドの兆候ですので、ケロイドの治療をおこないます。